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言ってはいけない!従業員のやる気をなくす経営者のNGワードとは?

言ってはいけない!経営者のNGワードとは?

経営者という立場にいると、毎日のように従業員に言葉をかけるシーンがあると思います。経営者の皆さんは、どんな言葉を使っているでしょうか。

経営者の言葉は、従業員のやる気を燃え立たせるパワーもある反面、使い方を間違えると従業員のやる気を極限までそぎ落としてしまう力を持っています。

今回は、経営者が言ってはいけないNGワードを調べてきました。

この記事でわかること

  • 言ってはいけない!従業員のやる気をなくすNGワードとは?
  • あいまいな「任せる」「頑張ろう」などの抽象的なスローガンは言ってはいけない
  • お金のためだけに働くなんて寂しい」は口が裂けても言ってはいけない
  • 「従業員を家族のように思う」本気で思っていたとしても従業員には詭弁に聞こえる
  • 従業員の心を動かす感動ワードとは?
目次

言ってはいけない!従業員のやる気をなくすNGワードとは?

言ってはいけない経営者の言葉

経営者が言ってはいけない、従業員のやる気を極限までそぎ落とすNGワードには、次のような二つ特徴があります。

  • 現場や従業員の状況を理解せずに安易に発した、抽象的なスローガン的言葉
  • 現実を無視した、理想論的な浮ついた言葉

具体的にセリフを見ながら見ていきましょう。

君に任せるよ!

「この大切な仕事を、信頼して君に任せよう!」この言葉のいったい何が悪いんだ?とおっしゃる気持ち、よくわかります。

でも、あなたのその気持ちは従業員に間違えて伝わってしまうかもしれません。この言葉を簡単に使ってしまうと、まるで社長から見放されたかのように伝わってしまうことがあります。

「社長は何も知らないくせに、任せるなんてひどすぎる」「信頼して任せるなんて体のいいことを言って、ただ単に面倒くさい仕事を押し付けたいだけ」、そんな風に従業員には伝わってしまう可能性があるのです。

もし何か任せたい仕事があるのなら、具体的に何をどう任せたいのかしっかり話しましょう。

頑張ろう!

わかりやすく使いやすいこの言葉を、日常茶飯事に多用していませんか?

「頑張ろう」「頑張って」「頑張りましょう」は、実は受け止め方がとても難しい言葉です。「やればできるさ!」という言葉も同じように安易に使うのは避けましょう。

安易に使ってしまうと、「こんなに頑張っているのにまだ頑張れというのか」「社長は自分たちの頑張りを理解してくれていないんだな」「そもそも社長は何を頑張っているんだ?自分たちにばかり頑張れって口ばかりだ」と従業員の気持ちをしらけさせてしまいます。

つい口にしてしまいがちですが、違う言葉で具体的に伝える様にしましょう。

お金のためだけに仕事をするなんて寂しい

この言葉を口にしたことのある経営者は、今すぐ猛省してください。この言葉は受け止め方どうこうではなく、あなたの経営者としての器の問題です。口が裂けても被雇用者の前で言ってはなりません。それくらい罪深い言葉です。

「お金のためだけに仕事をするのではなく、やりがいや目的を持って仕事をしてほしい」そう思う経営者の気持ちは間違ってはいません。

実際に従業員ひとりひとりが本気でそう思って仕事をしてくれたら、会社はどんどん発展するでしょう。そしてその結果は従業員それぞれの給料にも反映され、彼らの生活もさらに良くなるはずです。

ですが、社長!この言葉は絶対に何があっても言ってはいけません。大前提として、従業員は生活のためすなわちお金を稼ぐために働いているのです。この言葉はその大前提を軽んじる、もしくは否定してしまう言葉です。

生活するためのお金が担保された上で、やっと従業員は「その先」すなわち「お金以外の働く理由」を考えます。

どれくらいお給料があれば、どれくらい保障されていれば従業員がその先を考えることができるかは、人それぞれです。そもそも会社にお金以外の働く理由を求めない人もいます。

そして何より、自分たちより明らかに給料が高い社長に、この言葉を言われた従業員の気持ちを考えてください。

「社長も自分たちと同じ給料だったら、同じこと言える?」「私も生活のために働かなくていいのなら、お金以外の理由で仕事するよ(そうなったらこの会社では働かないけど)」従業員の心は引き裂かれます。

もし従業員自らがこの言葉を口にした瞬間があったとしたら、心の中でガッツポーズをとりながら、穏やかに頷いて優しく導いてあげましょう。

従業員は家族と同じように思っている

従業員の生活を守る、責任感と覚悟からでる経営者ならではの言葉です。でもこの言葉は言ってはいけません。

数人程度の会社ならいいかもしれませんが、100人を超える規模の会社の経営者が口にしてしまうと、従業員の気持ちはしらけてしまいます。

なぜなら、現実的に100人を超えるひとりひとりを家族のように守るなんて無理だからです。経営者がたとえ本気で思っていようが、従業員にとっては詭弁に映ります。

「従業員たちを家族のように思っています!」「….へぇ。あら、そう。」悲しいですが、以上です。

経営者に面と向かってこの言葉を言われたら、その時は嬉しいと思う従業員もいるかもしれません。でも、いざ1(経営者)対100(従業員)になってしまうと、従業員は現実に気が付きます。家族、という言葉が空々しく感じるのです。

そして、この言葉は従業員に不信感を与えます。「家族のような関係」は、実にあいまいなものだからです。

この言葉を多用していく経営者は、公私混同する傾向もあります。会社のルールをしっかりと決めずに、経営者自身の「家族のような」思いでその都度の対応をしてしまうのです。

その都度の対応は経営者自身の思いで変わっていきますので、従業員から見て不信感を招くのです。

もし、このセリフは大丈夫かな?と迷ったら次の視点から考えてみましょう。

  • 従業員に安易にスローガン的な言葉を使うな!
  • 従業員はお金のために働いていることを忘れるな!
  • 従業員との関係は雇用関係で成り立っていることを忘れるな!

NGワードを聞いた従業員の反応は?

空回りする経営者の写真

経営者たるもの、従業員のやる気を鼓舞して会社を引っ張っていかないと!と考えに考え抜いた言葉でも、それを聞いた従業員の心は冷え切ってしまっているかもしれません。

まさに、この言葉を言ってはいけません。「何のために働くのか?」答えは明白です。「お金のため」です。

それ以外の答えは、従業員ひとりひとりが自分で見つけていくものです。「志」は立派ですが、食べられません。従業員は「話をすり替えている」と受け止めています。

しらけた拍手に気付きましょう。しっかりとひとりひとりの顔を見つめれば、その拍手が感動の拍手かとりあえずの拍手なのかわかるはずです。

ちなみに私も会社員の端くれですが、以前の勤務先の社長の口癖が「従業員は家族と同じだ」でした。

実際に従業員が困ったときには、本当に親身に相談にのってくださる素敵な方でした。しかし従業員は数百人もいましたので、恐れおおくて社長に声なんてかけられない従業員もたくさんいました。

結果、勇気を出して社長に相談した人は仕事でも配慮をしてもらえて、それが出来ない人は我慢するしかない状況が生まれていました。社長は「いつでもなんでも相談してよ」と常日頃から公言されていましたが、数百人もいるので、現実的ではありません。

「家族だなんて嘘っぱちだ、そんな不確かな言葉より、もっと身近に相談できる仕組みや給与面での待遇を公平にしてほしい」という声も密かに根強かったです。

会社の規模にもよりますが、「同情するなら金をくれ!」これが従業員の本音です。

従業員の心を動かす言葉はこんなワードだ!

社長を尊敬の目で見つめる従業員たち

従業員が尊敬と羨望の眼差しを向ける経営者は、どんな言葉を使っているのでしょうか。

次の3種類の言葉で、従業員は感動し、モチベーションアップにつながります。自分や目の前の従業員と向き合って、具体的な言葉を使って話してみましょう。

感謝・ねぎらいの言葉

いつも気遣って働いてくれてありがとう」「いつも丁寧な仕事に感心しているよ」など、具体的な事柄をあげて感謝やねぎらいの言葉をかけましょう。

「ありがとう」の言葉を言われて嬉しいと思わない人はいません。具体的に言われると、ますます頑張りたくなるのが人情です。「ちゃんとみてくれているんだな」という安心感は、従業員のモチベーションアップにつながります。

経営者自身の生き方や覚悟が伝わる言葉

経営者自身の生き方や仕事への覚悟が伝わる言葉や姿勢は、従業員の心を熱くします。

私が以前勤務していた会社の経営者は、親の会社を引継ぎ奥様もお子さんもまるで経営者一家のモデルのような家族で、高級外車をぶんぶん乗り回す姿に最初は嫌な気持ちしかしませんでした。

しかし、身近で仕事をするうちに気付いたのです。きらきらのブランド品に囲まれた中でひときわ異彩を放つ、みすぼらしい電卓。会計業界で働いていたので、電卓は仕事の上での相棒です。

その電卓を大切そうに抱え、「俺はこの仕事を心から天職だと思って、真剣に人のためになりたいと思っているんだ。この電卓は、その気持ちを持たせてくれたきっかけなんだよ。」と私に言いました。その一言で、「この人にはかなわないな」と参ってしまいました。

「やっぱり社長ってすごい」とひとりの人間としてファンになった従業員の支えほど心づよいものはありません。

従業員数が多く、普段はあまり経営者と関わる機会がない従業員が多い会社でも、社内報などのツールなどを通じて人生観や信念、仕事への向き合い方を伝えることはできます。

「経営者である前にいち従業員なんだ」「ド真剣に人生と仕事に向き合っているんだ」と伝わるような、ひととして尊敬できる心意気を従業員に伝えましょう。

集団ではなく個に向けて言った言葉

朝礼などで「みんな、頑張ろう!」と言っても死んだ魚のような目をしていた従業員でも、面と向かって「頑張ってくれよ~」と軽く声をかけただけで、急にやる気スイッチが入ることありませんか?

「社長は自分のことを気にかけてくれている!」そう感じるだけで、同じ言葉でも受け止め方が全くかわってくるのです。

できれば、「昨日は大変だったそうだな。今日は気を取り直してまた一緒に頑張ろう」などと、具体的に従業員ひとりひとりにそった言葉がけをしていくと効果があるでしょう。

経営者のこんな言葉に感動した!

社長に言われて嬉しかったり感動したりしたエピソードを集めてみました。

二代目社長の就任スピーチ、経営者の覚悟を感じる素敵なスピーチです。「自分は逃げない」という真剣なメッセージが伝わってきます。

理念手帳の内容も素晴らしいのでしょうが、「手渡しで頂いた」ということがとても嬉しかったのが伝わってきます。

これは従業員のエピソードではありませんが、退職した従業員をひとりの人間として思いやる経営者の器の大きさが伝わってきます。

誰にでもどんな状況にでもあてはまるような名言ではなく、ひとりの人間としての仕事への覚悟が見えると従業員の心は動きます。また、抽象的な「頑張ろう!」などの励ましではなく、それぞれ従業員の状況に沿った言葉が心に響くのです。

まとめ

尊敬する社長についていく従業員たち

従業員はあなたの言葉でモチベーションがマイナスにもプラスにも動きます。

下手な言葉より給料UPがわかりやすくモチベーションがあがりますが、時には経営者からもらった言葉が人生の指針になるほど、従業員自身の心の財産になることもあるのです。

目の前にいるひとりひとりの顔をしっかりとみて、言葉を選んで使ってきましょう。

  • あいまいな「任せる」「頑張ろう」などの抽象的なスローガンは安易に言ってはいけない
  • 「お金のためだけに働くなんて寂しい」は口が裂けても言ってはいけない
  • 「従業員を家族のように思う」本気で思っていたとしても従業員には詭弁に聞こえる
  • 従業員の心を動かす感動ワードとは、その従業員ひとりに向けられたような言葉
  • 従業員の心を動かす感動ワードとは、社長の覚悟が伝わってくる言葉
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この記事を書いた人

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